興味深い映画を見ました。

「マッチポイント」

ウッディ・アレンは好きな方の映画監督ですが、
70歳間近になって人生をサラッと表現してくれました。

ボールがネットの上に当たってはずんで、
ツイている時は向こう側に落ちて勝つ、
ツイていない時はこっち側に落ちて負ける。
勝敗は運が決め、
人生はコントロールできない

何が興味深いかって？

「運」という東洋哲学の概念を西洋人がテーマにした点です。

人生のサクセスストーリーは、
東洋は「運」、ヨーロッパは「富」、アメリカは「成功」が
キーワードだと思います。

で、私も開運について考察している訳なんですが。。

ハッキリ言えば、ストーリーは陳腐な話なのですが、
「人生は努力より運」と言い切って演出している点が、
私にとっては面白かったです。

もちろん、ウッディ・アレンも努力は否定していないんですが、
がんばってもどうにもならない事って
人生ではありますよね。

いや、ほとんどがそうだと言っても過言じゃありません。

それに、「人生は自分で切り開くんだ！」と息巻いても、
実はほとんど他人が決めていますよね。

入試だって、就職だって、み?んな他人が決めるわけです。

で、行き着く境地が他力本願なのかも知れません。

これを、私風に解釈すると
他人に運命を委ねることではなく、
運命を周囲が決めるのであれば、
その周囲を自分に好影響を与えてくれるような環境に変える、
だと思っています。

つまり、つねにボールを向こう側に落とすようにする訳です。

人生はマッチポイント

決してマッチポンプにはしないようにしないと。。。(^^;

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