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企業は人かブランドか。

企業は人かブランドか。

もちろん、どちらも重要でしょう。
企業経営を支える両輪と言っていいかも知れません。

この件で最近興味深い事件がありました。
ニュース報道されたので、ご存じの方が多いと思いますが、
カジュアルバッグで有名な「一澤帆布」さんの事件です。

相続争いから「一澤帆布」のブランドを築いた三男が
会社を追われる形となり、
株式を相続した元銀行員の長男が会社を相続することになりました。

ここに至るまでは、第二の遺言状の出現など、
ドロドロとした骨肉の争いがあったのですが。。

で、何が興味深いかと言うと、
会社を追われた三男が自分で「一澤信三郎帆布」と言う会社を興し、
そこに「一澤帆布」の全従業員が転職してしまったのです。

しかも、その会社は「一澤帆布」の目の前。
まさにケンカ上等の状態です。


20061016-00000691-fnn-soci-.jpg

一時「一澤帆布」は営業停止の状態に追い込まれたのですが、
下請け業者を整備して、つい最近営業再開しました。

昨今、社会を賑わした西洋的な敵対的買収とは異なり、
相続争いという極めて日本的な事業承継劇なので
馴染みやすい話と言えばそれまでですが。。

判官びいきの日本的感性から、周囲は三男に同情的です。

これがドラマなら、
最後はきっと三男の勝ちで終わるんでしょうね。

私も企業は人かブランドかと問われれば、
人だと答えると思います。

何故なら、ブランドは人が築くものであり、
人を含めたすべてが企業のブランドだと思うからです。

しかし、経営者としては、
これからの長男の経営手腕に大変興味があります。

たとえば、有名ブランドGUCCIのように、
創業者一族が追い出されてから隆盛を極めたように
既存のブランドを育てるのもビジネスだからです。
(GUCCIの場合は一族間で殺人事件があったり、
ブランドの上に胡座をかいた経営状態だったので、
ちょっと事情が違うかも知れませんが)

人を育てる、ブランドを育てる。
ベースの部分は同じだとは思いますが、
方法論は違います。

「一澤帆布」「一澤信三郎帆布」、
今後の行方を興味深く見ていきたいと思います。


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渡邊 隆
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