映画「フラガール」を見てきました。
見て、まず思ったこと。
これはハリウッド映画ですね。
それと、素直に泣ける映画です。
気になっていた映画ですが、
邦画と言うと「レンタルが出てからでいいや」
となりがちなんですが、
舞台となった常磐ハワイアンセンターの後身の
スパリゾートハワイアンズさんのウェブサイトを
弊社で制作させていただいているご縁で
映画館へ足を向けることになりました。
http://www.hawaiians.co.jp/
で、なぜハリウッド映画かと言うと、
ストーリー展開がハリウッドの定石通りに出ているからです。
だから、定石通りに素直に泣けます。
実際、映画館ではそこかしこから
嗚咽に近い泣き声が聞こえてきました。
（そんな映画を見るのも久しぶりです）
革新と保守の衝突
親と子の衝突
夢と現実の衝突
先生と弟子の衝突
いろんな二物の衝突があって、
何処かで心の琴線が触れて、
涙腺を緩ませてくれます。
ストーリーは炭鉱から常磐ハワインセンターヘ事業転換する
「プロジェクトX」的な実話をベースしたのはご存知の通り。
その展開はここでは敢えて書きませんが、
ハリウッド映画のノウハウでできています。
それと、特筆すべきは俳優陣の熱演です。
松雪泰子、蒼井優、南海キャンディーズの静ちゃん、岸部一徳、
なかなか見ごたえがありました。
トヨエツは。。。。。
多分、本人は泥臭くて骨太な人なんだと思いますが、
都会的な透明感のある役が似合っていると思うので、
炭鉱夫はキツイような。。
それとは逆によかったのは富司純子です。
ハワイアンズさんも
炭鉱から温泉テーマパークへと大変身して、
大成功したわけですが、
富司純子さんも人生の転身を上手に遂げている人だと思います。
天性の美貌から東映のお姫様女優でデビューし、
その後、緋牡丹お竜で任侠映画のヒロインに。
結婚後は午後のワイドショーの草分け的番組
「３時のあなた」で司会を務めて人気を博し、
現在は存在感がある演技派女優として活躍。
（考えたら、現代の演技派女優No.1の呼び声高い
寺嶋しのぶのお母さんなんですよね）
人生と言うスパンでは、
違和感なく、但し確実に転身を遂げていますよね。
弊社もハワイアンズさんに比べれば、
規模は象とアリほど違いますが、
社運を賭けた事業転換を経験しています。
それは、グラフィックデザインから
ウェブデザインへと方向転換したことです。
（同じデザインでも、内容は天と地ほども違います）
そこで思ったことは、転換は事業でも人生でも、
現実を「知る」ことではないかと思っています。
ちょっと哲学的かも知れませんが。。。
グラフィックデザインでは食えなくなっていたのに、
これまで十数年間食ってきた実績から、
なかなか捨てきれることができませんでした。
その頃、ウェブデザインも手がけていたので、
何とか両方で食っていけないかと思い、
かなりもがき苦しんでいました。
反面、まだウェブでは自信がなかったのかも知れません。
ある時、ウェブデザインでやっていけると気づき、
社内でグラフィックデザインをやめると宣言しました。
仕事が来ても断りました。
いま思うと、ウェブデザイン会社としての道が、
その先にあると知っていたから出来たのだと思います。
そうなると面白いもので、
人材は集まってくる、ノウハウは掴むで、
あれよあれよと言う間にウェブで食えるようになりました。
「捨てる」でもなく、「こだわらない」でもなく、
目の前に道がある事を「知る」と言った感覚です。
ウェブで充分に食えるようになったら、
グラフィックの仕事も自然と増えていきました。
この感覚、現実派の女性の方が理解してくれやすいかも。
恋人→妻→母と自然で見事な転身ぶりは
男には絶対真似できません。
長くなりましたが、そんな事ツラツラ思いながら帰路に着きました。
えっ、それでお前は泣いたのかって？
それは企業秘密と言うことで。。。(^^)>
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞人人天女辰奈辰口急急如律令∞
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